忍者ブログ
ここは株式会社トミーウォーカーが運営するPBW「SilverRain」の非公式ファンサイトです。                                                  「如月李緒」「水瀬凛」「藍澤姉弟」「氷室侑真」「黒瀬恢斗」とその背後が出てきます。                                                            所謂『なりきり』が苦手、または嫌悪している方はブラウザバックをお願いします。                                                 主にキャラと背後の呟きがメインになります。                                                                  銀雨関連の方ならリンクフリーです。貼るも剥がすもお好きにどうぞ。
[62]  [61]  [60]  [59]  [58]  [57]  [56]  [55]  [54]  [53]  [52
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


『PRRR…』

久々に家の電話が鳴った。
けど、あたしにとっちゃどうでもいい事だ。
セールスなら口先だけで追っ払える。
とりあえず、受話器を取った。

(長文日常なので続きはテキストリンクをどうぞ)

「…誰だ?」
『…俺ッスよ、侑真サン』

その声を聞いた途端、あたしの何処かが壊れそうな、そんな感じを覚えた。
まさか、そんな。…こんな事があるとは。

「お前…何故、あたしの番号知ってんだよ。しかも家って」
『俺の性格考えりゃ難しくねぇだろ』

笑いを含む懐かしい声。
確かに、コイツはあたしの、言えば相棒みたいな奴で、性格も互いに理解してる。
でも何故、今更電話を掛ける必要がある。
言葉にする前に、奴の声が先に耳に届いた。

『相変わらず「あたし」って言ってんだな、侑真サンは。
 まだ実感ないんじゃねぇの?学園生活ってのは』
「あたしが聞きてぇのは、何故お前が電話なんざ掛けてくるっつー事だよ!」

見事に図星を捉えられたが、何とか言葉を発する。
向こうは何も知らない筈だ。学園内で「私」と言ってる事なんか。

『ああ。実は俺もお前の学校…銀誓館に編入してきたんだぜ?』
「…………嘘、だろ?」

そんな話、あるワケがねぇ。
コイツが能力者?んであたしが通ってる学園に編入?
思考回路が追いつかない。頭脳派じゃないあたしは混乱するばかりだ。

「………まさか、お前も能力者なのかよ?」
『ま、俺は解散してから目覚めたって感じだぜ』
「他の奴等はどうしてんだ?まさか数人能力に目覚めたってのは」
『違ぇよ、俺だけだ。…あと、俺含めて族が大変なんだぜ』

あたしの集団で数人が能力に目覚めてたら大変滑稽かつ厄介だった。
それよりも、族が大変?何の事だかさっぱりだ。
自分の頭の回転が鈍い事を恨む。

『…今、俺等は邪魔者扱いされて、サツに捕まりそうなんだよ』
「……マジかよ。場所、場所は確保出来てんのか?」
『ああ、一応な。俺は他の奴等に勧められて別居してるが』

信じられねぇ。いや、信じたくもねぇ。
奴等がサツに捕まるなんざ、元リーダーとして絶対に許さねぇよ。

「今まで何で黙ってやがったのさ!こんな大事な…!」
『だから今電話してんだ。脳の回転早めた方がいいぜ、侑真サン』

悔しいが明らかにコイツの方が落ち着いてる。
けど、未だに理解し切れてない。
一度に色んな事実を知らされたんだ、仕方ねぇ事かも知れない。

『…あ、やべ。携帯の電池切れかかってるわ。
 悪ぃがここまでらしいぜ。また掛けてくるから、待ってろよ』
「は、意味わかんねぇよ!おい、おいってば!」

時既に遅し。
奴との会話はここで終了した。
今の私は嬉しさ半分、不安半分って所だ。

まず奴からの電話。
確かこう会話するのは一年ぶりだ。
相変わらずの声に安堵感を覚えた。しかも学園内に居るとなると尚更。

そして奴等の現状。
一言で言えば、危機に晒されてると言う事か?
学園内に居るあたしには、何も出来ない。
しかも能力者となると、ゴーストを蹴散らす事で毎日が終わっていく。

今は、奴からの連絡を待つしかないのか。
学園に居るなら、何らかの方法であたしを探し出すだろう。
改めて自分の頭の回転力を呪った。



――――――――あとがき――――――――――――

つまり簡単に言いますと、
また一人キャラ作成しましたって事です(どんだけ作るのさ
今回は初の男子PC。んで侑真の知り合い(というか片腕)です。
長々つらつらとスペース取ってしまってすいませんorz
携帯で見ると大変な事になってそうですね…。

この話はまだ続きます。
私のキャラは大体設定重視なので、こんな話が大量生産されます(何
稚拙な文章ですが、どんな過去を持っているか、
銀誓館に辿り着くまでの物語を、生温かく見て下されば幸いです。
では、背後こと黒羽でした。
PR

Comment
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ほぉ……
続きが、気になる…。
こういう…文章書ける、ヒト…すごい、と、キアは思うデス。

ちょくちょく…見に、来ようっと♪

次回を~楽しみに…してる、です(笑顔)
キア 2007/11/28(Wed)01:57: 編集
うおっ!?
や、ここにコメント来ると思わなかったからつい奇声出しちまった(何
背後の文章は拙いが、書くのだけは好きらしい。
(だから別キャラの過去とか書いてるしな/笑)

ちょくちょく、か。ちと気恥ずかしいな(頭掻きつつ
次回がどうなるかは背後次第だ。…個人的に厄介事は避けたい所だが(苦笑)
ま、コメントサンキュ(手振り
侑真 2007/11/28(Wed)20:37: 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
黒羽(背後)
性別:
女性
自己紹介:
=====================
 このブログ内の作品(PL作を除く)は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』の世界観を元に、
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
 イラストの使用権は作品を発注した黒羽(背後)に、
著作権は各絵師様に、
全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
=====================
※補足:イラストレーターの水瀬凛様とは全く関係ございません。ご了承下さい。
最新コメント
[08/06 キア]
[02/01 リューキ]
[02/01 リューキ]
[01/12 リューキ]
[01/11 リューキ]
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]